将来的な高齢化も見据え、長い目で見たときに現状のままではよくないと思いリフォームを検討しましたが、建ぺい率の関係で大規模なリノベーションには建築確認申請が必要で、その審査が通らない可能性があることがわかりました。土地を広げてリフォームを試みたものの、取得が難しく断念。結果的に「家を建てよう」と決断しました。さらに、高齢の母と同居していたため、建て替えによる一時的な仮住まいが難しく、住みながら建てられるように新たな土地を探すことにしました。以前から興味本位で土地情報には触れていたところ、広さ100坪の良いロケーションの土地が売りに出ており、思い切って購入しました。決め手は、終の住処として景色の良いところに住みたいという思いからです。

ヤマト住建のことは全く知りませんでした。インターネットで資料請求・見積もりサイトに登録したところ、10社ほどのハウスメーカーの情報が届き、その中にヤマト住建がありました。各社の資料を比較しながら、自分たちの希望や予算を提示し、それに合うメーカーを選定していく過程で出会いました。ヤマト住建は他社に比べて連絡や対応が非常に早く、積極的でした。決め手はいくつかあります。まず予算内で平屋が建てられること。他社では「難しい」と言われた中、ヤマト住建だけは「できます」と即答してくれました。また、担当者の対応がとても丁寧で、こちらの要望をしっかり聞いてくれる姿勢がありました。当初は3社と具体的な話をしましたが、ヤマト住建の説明が最も理想に近く、スムーズだったため、1ヶ月経たずに1本化しました。

高齢化を見据えて2階建ては選択肢にありませんでした。以前の家では母が1階、自分たちと息子が2階で暮らしており、生活が分断されていた上に階段の上り下りが負担でした。さらに断熱性の悪さで上下階の気温差も大きかったため、「どうせ建てるなら平屋」と決断しました。掃除がしやすく、ルンバも活躍しています。階段の昇降がなくなり、生活の移動が非常に楽です。また、家の中がすべてフラットなので、以前のように段差のある生活空間ではなくなりました。視線の気になりにくい立地を選び、フェンスの高さも実際に座った目線で検討したので、快適に外を眺められます。

一番のこだわりは「大きな本棚」です。本好きで、壁一面の本棚は憧れでした。また、キッチンの位置や脱衣室を独立させることにもこだわりました。その他、畳の小上がりや日当たりを考えた間取り、屋根の形、外壁の色（ツートーン・汚れの目立たない色）、外からの視線を考慮した外構設計など細部にわたって話し合いを重ねました。

高低差のある敷地のため、将来的に車椅子でも使えるようスロープを設けました。また、日当たりや通行量を考慮して駐車場の位置を決定。庭や目隠しの木の配置も工夫し、外観が非常にかっこよくなりました。

できればもっと若いうちに建てた方が良いです。また、電気や照明関係は「お任せ」にせず、自分たちで細かく確認した方が良いです。特にスイッチやコンセントの位置、照明の明るさや配置は、後悔しないようしっかりチェックすることが大切です。