上の子が小学校に上がるタイミングで、こちらへ引っ越す計画は立てていました。当初は私の実家で同居する予定だったのですが、耐震性などを調べるうちに、長く住み続けるのは難しいことが分かりました。そこで、実家の近くに自分たちの家を建てることにしたんです。子どもが2人になり、それまでの賃貸住宅が手狭に感じ始めていたことも、家づくりを決意する良いタイミングになりました。

家づくりを考え始めたものの、何から手をつけていいか分からなかったので、まずはSUUMOカウンターへ相談に行きました。そこで「家づくりで何を最も大事にしますか？」と尋ねられ、「住宅性能です」とお伝えしたところ、いくつかの会社を候補として挙げていただきました。その中から数社を訪問し、性能面はもちろん、営業担当の方の印象の良さも決め手となって、ヤマト住建さんにお願いすることにしました。

性能が第一でした。それに加えて、以前の賃貸住宅が手狭だったこともあり、家族が集まる1階はできるだけ広々とした空間にしたい、という想いがありました。個室で細かく区切るのではなく、土間玄関からリビングまでを一体とした、ひとつの大きな空間をつくること。それが、最もこだわったポイントかもしれません。開放的な空間を実現するために吹き抜けを取り入れ、階段の位置については、設計士さんに最も収まりの良い場所を提案していただき、自然と現在の配置に決まりました。

以前の住まいでは洗面所と脱衣所が同じ空間だったため、朝の時間帯によく混雑していました。その経験から、この2つは必ず分けたいと計画当初から考えていました。また、子どもたちが大きくなった時のことを想像し、鏡の前が渋滞しないように、洗面台は幅120cmのワイドなタイプを選んでいます。脱衣所には室内干し用のバーを設置するなど、日々の暮らしを想定した工夫を取り入れました。ちなみに1階のトイレは、妻の好みを反映した空間になっています。

 とても快適です。特に1階に採用した無垢材のフローリングは、肌触りが本当に気持ちいいですね。思わず床にごろんと寝転がってしまいます。以前の住まいはシートフローリングだったので、質感の違いは歴然です。また、住宅性能の高さからくる室温の快適さも実感しています。各階にエアコンは1台ずつですが、LDKが大きな一つの空間でも、とても過ごしやすいです。広さの面でももちろん、あらゆる点で住みやすくなったと感じますね。

玄関が広いのは、日々の暮らしの中で本当に良いなと感じます。特に土間玄関はおすすめです。 建売住宅にはあまりない、自分たちらしいこだわりの空間をどこか一つでも作ると、家に一層の愛着が湧くのではないかと思います。それが我が家にとっては、この土間玄関やスケルトン階段でした。 それから、高性能な住宅は快適な分、換気システムのフィルター掃除など、日々のメンテナンスが欠かせません。様々な設備がついているからこそ、それらと上手く付き合っていく心構えも大切だとお伝えしたいですね。